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「パパイヤ」と聞いてどういうものを思い浮かべますか。沖縄や海外(南国)へ旅行したとき、ホテルのレストランで出てきそうなフルーツ、赤色でやわらかく口の中で解けるような感触、癖のあるにおいと甘さ、など。いずれもあの長くて大きい南国のフルーツが思い浮かぶのではないでしょうか。
最近では日本国中のスーパーマーケットでも見られるようになりました。青果コーナーにパパイヤそのものが置いてあったり、ギフト用の冷凍フルーツだったり、ゼリーの具として入っていたり、お菓子に含まれていたりなどです。
では、「乾燥パパイヤ」と聞いてどのようなものが思い浮かびますか。あの赤い実を乾燥させて、干し柿や干し芋のように甘くて弾力があるお菓子でしょうか。(それはそれでおいしそうですが・・・)バナナチップスやドリアンチップスのように薄くてぱりぱりとした触感のお菓子でしょうか。
パパイヤの部屋では、フルーツのパパイヤからは想像のつかない「乾燥パパイヤ」についてご紹介します。
沖縄料理といえばゴーヤーチャンプルーやソーキそばなどが有名ですが、パパイヤチャンプルーなるものをご存知でしょうか。パパイヤを使ったごちゃ混ぜ炒め?ですが、このパパイヤがいわゆる野菜のパパイヤ、青パパイヤなのです。
沖縄の料理が注目されてからもあまり話題にならなかったのは、ゴーヤーのように特別な味とかカタチで目立てなかったからかもしれません。
では、青パパイヤとはどのようなものなのでしょうか。簡単に言うと熟する前のパパイヤのことなのです。外見は青くて硬く(それもちょっとくらい叩こうが投げつけようがヒビ一つ入らないくらいの硬さです。)中身は真っ白でとてもかじれるようなものではありません。歯が折れてしまいます。
もちろんフルーツ用のパパイヤと野菜用のパパイヤは品種が異なり、当社では野菜用の品種を植えつけています。沖縄では野菜用のパパイヤがごく普通にあってごく普通に野菜として食されてきました。パパインをはじめとする栄養が話題になっていますが、そんなこととは知らず単なる野菜として愛されてきたのです。
パパイヤ雑学その@ パパイン酵素とは?
最近パパイヤに含まれるパパイン酵素が話題になっています。青いパパイヤを傷つけると、その傷から白い果汁が出てきます。この果汁、素手で触るとかぶれたり腫れたりするくらい濃いパパインのもとです。町で売っている生の青パパイヤを見てみると表面にうっすらと白いろうそくのようなものがよく付いています。それはパパイヤを収穫したときや運んでいるときにできた細かい傷からにじみ出てきた果汁の乾燥したものです。実際、パパイン酵素を集める方法のひとつとしてパパイヤに傷をつけて果汁を集めるというのもあります。
このパパインという植物酵素には古いたんぱく質や脂肪を分解する酵素が含まれていて、これが肉をやわらかくしたり美肌効果があったりダイエットに効果があるということで研究が進められています。
ちなみに、パパインは熟したパパイヤにはほとんど含まれていないそうです。
沖縄では
万寿瓜(マンジュマイ)といわれている青パパイヤですが、では、実際にどのようなところが野菜なんでしょうか。青パパイヤの実は硬く、食べるときは大体千切りにしなくては食べれません。それをサラダとか炒め物にします。おいしいおかずとなって食卓に並ぶのですが、パパイヤ自体は癖があるとか苦味があるといった特徴はありません。サラダにしても肉類といためてもよく合い、こりこりとした食感が楽しめます。フルーツのパパイヤとはまるっきり味も食感も違う、まったくの別物です。
生の青パパイヤにはパパイン酵素をはじめ、ビタミンA、C、カリウム、カルシウム、カロチン、鉄分などのミネラルが豊富に含まれており、現在もさらに研究が進められています。沖縄では、母乳の出がよくなり産後太りを解消するといわれており産後の方がよく食べる習慣があります。まだゴーヤーほど知られてはいませんが、どんな料理にもよく合いしかも健康によくておいしい野菜のパパイヤ、近いうちに全国の八百屋さんに並ぶかもしれません。
当社パパイヤ製品はすべて契約栽培されたパパイヤを使用しています。農場は契約農家さんの農場と当社農場があります。沖縄ではパパイヤは庭先に自然と生えてくるような植物です。食べ終わったフルーツパパイヤの種をばら撒いておくと、中には芽を出すものもあるようです。
パパイヤの種はパパイヤの実の中にびっしりと入っていて、ゼリー状のようなものにくるまれています。熟したパパイヤの種は直径5mくらいで真っ黒ですが、青パパイヤの種はまだ白くやわらかいグミのようでおいしそうです。しかし種は硬くて苦くて食べれません。市販しているパパイヤの種は乾燥してあり、1晩水につけたあと育苗用の鉢に植えつけて発芽させます。
パパイヤの根はかなり浅く広がるので多少広めな畝を作ります。パパイヤは水が不足するととたんに木が弱ってしまい実が少なくなったり実が大きくならなくなったりします。ですから、広い畑にはホースや配管で散水できる設備が必要です。パパイヤは定植した後は、ゴーヤーのように摘心をしたりする必要はありません。定期的に水と肥料を与えておけばどんどん大きくなり実をつけるという比較的簡単な植物です。
また、パパイヤは雄花・雌花ではなくて雄の木・雌の木があり、一般によく写真などで見られるパパイヤの実をつけた木は雌の木です。雄の木は花は咲きますが実はつきません。現在農場に植えつけた中で雄の木はありませんが、自然に生えてきたパパイヤなどに雄の木がたまに見られることがあります。
パパイヤの実は大きいものから小さいものまで大きさはまちまちです。大きいものは長さ30cm以上、重さも3kg以上もあります。パパイヤの木が小さいうちはまだ収穫は楽なのですが、気の高さが3m以上になってしまうと、収穫が大変です。はしごを木にかけて実を取るのですが、その際、重さで木が倒れたり、巨大で重い実が落ちてきたりするのです。
定植後3〜4ヶ月で花が咲き実をつけるようになります。乾燥パパイヤの場合、熟する直前に収穫します。少しでも熟してしまうと甘みがついてしまい野菜としてのおいしさがなくなってしまいます。かといってあまり早く収穫してしまっては実が小さくなってしまいます。ここの見分けが意外と難しく、現在でも収穫したパパイヤのうち何割かは小さすぎるものや遅すぎたもの(熟してしまったもの)が入ってしまいます。
パパイヤ雑学そのA
パパイヤの木の秘密
種類にもよりますがパパイヤの木は高さ1.5メートルくらいの大きさになると実をつけ始めます。そして実を次々とつけながらどんどん大きくなっていっていきます。普通、木がある程度の大きさになれば(実をつけるための体力がつけば)、実をつける方へ栄養を取られ、木の成長は遅くなるのですが、パパイヤの木は実がついても成長は止まらずどんどん大きくなっていきます。しまいには自分の重さでで倒れるほどまで成長し続けます。
パパイヤの木は頭でっかちなのです。木の幹は繊維質で硬いスポンジのような感じで普通の木のように頑丈ではありません。その幹に対してパパイヤの実は重く、しかも木の最上部に同時に10個以上なるので、相当な重さになります。
沖縄ではそれほどでもないのですが、当社農場・工場のあるタイ国チェンマイ県では、高さ7メートルにも届き、収穫もできず、どうしようもない木となってしまうものが多いのです。もし、実が落ちてきて頭にでも当たったら・・・、冗談ではなく命にかかわります。
パパイヤにしてみれば青いうちに実をとられても種が熟成していないので子孫が残せません。背を高くして熟した実が自然と下に落ちて、その実を動物に運んでいってもらうという本来の形にしようとして、どんどん高くなっているのかもしれません。
収穫されて工場に運ばれてきたパパイヤはまず半割にされて熟していないかチェックします。その後皮をむき洗浄します。種部分を取り去った後フードカッターにかけ千切りにします。その後天日干しにされ乾燥します。乾燥の工程は基本的に乾燥ゴーヤーと同じです。
パパイヤの実は大きいもので3kgありますが、皮をむいてスライスして乾燥すると120〜130gほどになってしまいます。ですからサザンヘルスの乾燥パパイヤ50gには生のパパイヤ約1.2kg分が入っています。水で戻してみると、白く少し透明がかった青パパイヤで、もちろん栄養分も青パパイヤそのまま、むしろ乾燥したぶん凝縮されています。完全な無農薬、着色料・保存料など一切使用していないので安心してご使用いただけます。
エネルギー
カルシウム
リン
鉄
ナトリウム
カリウム
ビタミンA
ビタミンB1
ビタミンC
329Kcal
620mg
350mg
2.3mg
190mg
3000mg
320IU
0.04mg
300mg
(乾燥パパイヤ100g中の養分)
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